北海道旅行記

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7日間かけて北海道&東日本パスで北海道を一周してきました。

Day1海老名駅~秋田駅

初日は通勤ラッシュの8時に海老名を出発、まずは相模線で茅ヶ崎駅に向かいます。高校生がたくさん乗っていて、どこで降りるのかと思っていたら、割とすぐの社家で降りていきました。その後は比較的空いていて座れました。

茅ヶ崎駅では東海道線に乗り換えです。本来ならここで一気に高崎へ行こうとしていたのですが、まさかの上越線でSLの脱線事故&15時まで全便運休とのことで急遽経路を変更。それに伴い、新潟駅~村上駅間で利用予定だった、いなほ9号の特急券ならびに乗車券の払い戻しを横浜駅で行いました。JR側の都合に伴う経路変更ですが、手数料しっかり30%とられました。遺憾の意を表明せざるを得ません。

気を取り直してホームに行くとE257系の修学旅行の臨時列車が止まっていました。(図1,2参照)
横浜駅を出発してからはしばらくの間、この列車と並走しました。

図1 E257系による修学旅行臨時列車(日本語)
図2 E257系による修学旅行臨時列車(英語)

横浜駅から湘南新宿ラインに乗り、宇都宮線で宇都宮まで向かいます。体感では思っていたよりも宇都宮が近く感じました。

ここからはとにかく北海道を目指して乗り継いでいくだけです。

宇都宮
↓JR宇都宮線
黒磯
↓JR東北本線
新白河
↓JR東北本線
郡山
↓JR東北本線
福島
↓JR東北本線
仙台

仙台では30分の乗り換え時間があったので、おそば(立ちそば処 杜)を頂きました。仙台の駅名標は撮ったのにおそばの写真は忘れました。

図3 仙台駅の駅名標 (これじゃなくておそばの写真撮れよ。)

仙台駅に近づいてからは一気に乗客数が増えてきました。帰宅ラッシュということもあり、満員です。

仙台
↓JR仙山線
羽前千歳
↓JR奥羽本線
新庄
↓JR奥羽本線
秋田

羽前千歳駅めっちゃ寒い。というかそれ以降の駅全部寒い。関東ではまだまだ暑いですが、東北ではすでに秋のようです。一日目はここで終了。23時に到着し、明日は始発(5:22)で新青森を目指します。

Day2秋田駅~苫小牧駅

まだまだ寒い秋田駅を始発で出発します。列車内では冷房がついていて寒かった。外気20.7℃でなぜ冷房をつけるのか。

秋田
↓JR奥羽本線
弘前
↓JR奥羽本線
新青森
↓北海道新幹線
新函館北斗

新青森からは北海道新幹線に乗車します。北海道&東日本パスでは追加で4000円の特定特急券を購入すれば、立席あるいは普通車の空席を利用できますが、えきねっとの割引で4700円で乗車券と指定席特急券を購入できたので、今回はこちらを利用しました。はじめて北海道新幹線乗った。

図4 北海道新幹線の側面

車内ではスマホの充電をして、これからの長旅に備えます。

新函館北斗駅ではこんなものを見つけました。北斗市のキャラクター、「ずーしーほっきー」っていうらしい。

図5 ずーしーほっきー 癖が強い

現在、JR北海道では鬼滅の刃のスタンプラリーをやっているようです。いろんな駅でこんな感じの看板が立っています。

図6 鬼滅の刃 伊黒小芭内
図7 新函館北斗駅北口外観
図8 新函館北斗駅南口外観

新函館北斗
↓JR函館本線

森駅では駒ケ岳がよく見えました。

図9 駒ケ岳と森駅

森駅では1時間半の乗り換え時間があったので、ラーメンを頂きました。

図10 ラーメン次郎長 森町本店
図11 味噌ラーメン


↓JR函館本線
長万部

長万部では40分ほど時間がありました。

図12 キハ150系
図13 長万部の駅名標
図14 長万部駅の外観
図15 長万部駅から徒歩5分程度の海岸

長万部
↓JR室蘭本線
東室蘭
↓JR室蘭本線
苫小牧

図16 もはや有名な秘境駅 小幌駅

冬ではない上に乗客もかなりいたため、秘境感があまりありませんでした。

室蘭本線は全体的に人が多い印象でした。それもそのはず、JR北海道が発表しているhttps://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/jyoukyou/transition.pdf

によれば、札幌を中心に室蘭あたりまでは特に利用者の多い区間のようで、実際、道東ではかなり空いていました。

苫小牧に到着し、2日目も終了です。

図17 苫小牧駅の駅名標

Day3 苫小牧駅~北見駅

苫小牧
↓JR室蘭本線
追分
↓JR特急おおぞら
新夕張

新夕張までは鈍行で行く予定でしたが、追分から新夕張の区間の鈍行があまりにも少ないので、特急を使うことにしました。普通車指定席で1840円です。
新夕張ではおおよそ1時間の乗り換え時間があったので、少し散歩してみました。朝早くに訪れたのでどこも開いていませんでした。(近くのコンビニ一店舗のみオープン)

図18 新夕張の散歩
図19 田舎にある謎の看板
図20 メロン熊? ちょっと怖い
図21 新夕張駅 誰もいない

新夕張を離れ、再び特急で移動します。

新夕張
↓JR特急とかち
新得

この区間はそもそも特急しかないとのことで、特例として、この区間の相互発着(新夕張で乗って、新得で降りること)の場合のみ、乗車券のみで特急に乗車できます。

相互発着というのがポイントで、あくまでもこの区間で乗り降りする必要があるので、先ほどの追分から乗ってしまうと、追分から新得の全区間の乗車券+特急券料金が必要となります。時間はあるので、わざわざ新夕張で1時間ほど待ってから乗り継ぎました。

新得
↓JR根室本線
帯広
↓JR根室本線
釧路

図22 H100系

ずっとこの車種に乗って移動してきました。非電化区間、なかなかいいですね。

釧路でもまたまた1時間ほど待ち時間があったので、散歩してみました。

図23 釧路駅 結構古そう
図24 なんかいい感じのトンネル
図25 ここに限らず北海道の道路大体デカい

釧路
↓JR釧網本線
網走

網走駅に着くころにはとっくに日は沈んでいました。あとひと踏ん張り、北見を目指します。

図26 網走駅

北見駅では焼肉を頂きました。肝心の焼肉の写真は忘れ、ユッケだけ。21歳の男2人が満足する量を食べて5900円ほどでした。安い。というか、北海道のお店、たいてい安くてたくさん入ってる。

図27 ユッケ 炭焼 炙屋にて

これにて3日目終了です。

Day4 北見駅~旭川駅

北見
↓JR石北本線
旭川

この日は3時間程度の移動のみでかなり余裕があったので10時頃出発しました。2時ごろ旭川駅に到着、まずは旭川ラーメンを食べようとラーメンの蜂屋へ。

図28 ラーメンの蜂屋 外観
図29 しょうゆラーメン 930円

聞いていた通り、かなりクセの強いにおいでしたが、とてもおいしい一杯でした。

食後は酒蔵へ

図30 高砂酒造
図31 オトコヤマサケパーク

水を無料で大量に持って帰れるようで、地元民が数十リットル持ち帰っていました。何に使うのか。

これで4日目は終わりです。

Day5 旭川駅~宗谷岬~苫小牧

旭川
↓JR宗谷本線
稚内
↓宗谷バス・天北宗谷岬線
宗谷岬
↓宗谷バス・天北宗谷岬線
自動車学校前・稚内空港
↓ANA / NH4844
新千歳空港
↓JR千歳線
新札幌
↓JR千歳線
苫小牧

図32 早朝の旭川駅

早朝、稚内を目指して宗谷本線に乗車。本来ならば稚内駅まで鈍行列車で一本のところ、8月末の豪雨の影響で一部区間が運休しているため、とりあえず鈍行で名寄まで向かいます。

図33 名寄駅

名寄駅では1時間以上の待ち時間があったので、セイコーマートで朝食の買い出し。カルボナーラとペペロンチーノがうまい。

図34 特急宗谷 キハ261系 いかにも北海道らしい

名寄~幌延間は先述の不通区間の影響により、特例として乗車券のみの特急の乗車が認められているとのことで、これで快適に移動。一応鈍行も走っていますが、本当に数が少ないので、ほとんどの人はこれを利用する模様。途中、美深、音威子府、天塩中川に停車し、1時間50分ほどかかりました。

幌別~稚内までは全便欠航とのことで、ここからは代行バスで目指します。豊富、南稚内に途中で停車します。所要時間は1時間10分程度でした。

稚内駅に着くとキリル文字が併記された看板が多数設置されていました。今回の旅の目的の一つはこれが見たかったんですよね。2022年2月24日の開戦以降、ロシア語の看板など外せ、というような声もあったようで、結局どうなったか知らなかったのですが、稚内には結構残っていました。

図35 ロシア語が併記された看板 3か国語にもなるとさすがに多い

Мыс [男性名詞] 岬
Морской [形容詞/男性形/硬変化2] 海の
Вокзал [男性名詞] 駅
Волнорез [男性名詞] 防波堤
Дому ドーム(単純に英語からの転写と思われる、ロシア語として受け取るなら「家に,家へ」などという意味だがおそらく不適切)

図36 ロシア語が併記された看板2

Станция [女性名詞] 駅

図37 ロシア語が併記された看板3
図38 ロシア語が併記された看板4 青い看板だけではない模様。

Автобусная 「バスの」を意味するАвтобусныйという硬変化1の形容詞の女性形
Остановка [女性名詞] 停留所

キリル文字への転写になっているものを除き、ロシア語の注を書いてみました。まあ、ほとんどがそのままですね。北防波堤ドームの北が抜けているぐらいでしょうか。
個人的にはсеверный(「北の」を意味する形容詞/硬変化1/男性形)を加えて、
Северный Волнорез “Дому”とかいいんじゃないかと思ったんですが。ロシア語初心者の戯言でした。

で、ここからは路線バスに乗って宗谷岬を目指します。宗谷バス・天北宗谷岬線で50分、30.8kmの長距離路線です。運賃も1600円と路線バスで払ったことのない額です。

宗谷岬からは南樺太が見えるかと思いましたが、ちょうど曇っていて見えませんでした。

図39 南樺太がみえない
図40 宗谷岬の全体
図41 日本最北端の地の石碑
図42 シカが結構いる

再びバスに乗って今度は自動車学校前まで戻ります。稚内空港の最寄りのバス停です。

自動車学校前~稚内空港は2km、涼しい時期なら余裕で歩ける距離です。

図43 熊出没注意

途中にはクマ注意の看板、目撃情報が結構最近。

図44 羽田行の飛行機1
図45 羽田行の飛行機2

歩いていると羽田行の飛行機が離陸していきました。

図46 またどうぞわっかない

空港直前にはこんなものもありました。

図47 空港の看板

Аэропорт [男性名詞] 空港
ロシア語の併記もまだまだあります。

図48 稚内空港の外観

稚内空港 管制塔がめっちゃ小さい。

図49 DHC-8-400
図50 DHC-8-400 搭乗直前

今回乗る飛行機はANAのプロペラ機、DHC-8-400。74席の小さな飛行機です。プロペラ機はジェット機に比べて出発時間が短くていいですね。以前乗ったときはうるさく感じましたが、2回目ともなるとそこまで気になりませんでした。

図51 多言語の北海道

新千歳空港に到着すると手荷物受取のところに多言語で書かれた北海道の絵がありました。

図52 トリトン外観

苫小牧へ向かう前にトリトンでお寿司を頂きます。

図53 いくら 473円
図54 活〆ぶり 396円
図55 海鮮爆弾軍艦 242円 なんでこんなに安い?
図56 サーモン食べ比べ3種盛り 生サーモン/山わさびサーモンハラス/炙り大トロサーモン 539円

あまりにも大きすぎて、7皿ほど、2300円程度で満足でした。これだけでも北海道に行きたいと思える素晴らしいお寿司。めちゃくちゃうまくて大きいのに安い。札幌駅周辺に多数あります。

本来は苫小牧で一泊したのちに室蘭本線~北海道新幹線で帰る予定でしたが、急遽苫小牧から八戸までのフェリーで移動することに。2等室で学割がきいて4800円でした。新幹線代と宿泊代、ショートカットができることを考えると破格です。先述の通り、室蘭本線は特に人が多い区間なので、そういう意味でもショートカットしたい区間です。

図57 苫小牧西港フェリーターミナル
図58 隣に停泊していたさんふらわあ
図59 近海郵船の船
図60 苫小牧港

川崎近海汽船のシルバーティアラに乗船、23:59に出航しました。船内には自販機のほか、湯船付きの浴場もあり、かなり快適です。ただ、2等室では当然空調の設定はできず、冷房がかなり効いていたので寒いぐらいでした。毛布は400円で借りることができ、これを借りさせたいがためにきかせているのか、と感じてしまうほど低い温度に設定されていました。とはいえ格安で苫小牧~八戸のショートカットができたのでよし。

Day6 苫小牧駅~福島駅

苫小牧港
↓シルバーフェリー/シルバーティアラ
八戸港
↓シルバーフェリーシャトルバス
本八戸
↓JR八戸線
八戸
↓青い森鉄道/IGRいわて銀河鉄道
盛岡
↓JR東北本線
一ノ関
↓JR東北本線
小牛田
↓JR東北本線
仙台
↓JR東北本線
白石
↓JR東北本線
福島

図61 貨物船 第三共和丸

翌7:30、八戸港へ到着しました。八戸港からはバスが出ていて、350円でJR八戸線 本八戸駅に行くことができます。

図62 本八戸駅
図63 本八戸駅の外観
図64 本八戸駅内にあった魚のオブジェ
図65 盛岡駅の外観
図66 一ノ関駅

仙台駅では今回の旅の目的の一つ、牛タンを。仙台駅内、牛タン通りにある喜助です。9月10日は牛タンの日ということでとろろが無料でついてきました。今回で2回目なのですが、安定のうまさ。

図67 牛タン喜助の牛タン3切れ6枚 3800円ぐらい
図68 白石駅

福島駅に着くと土砂降りの雷雨だったので写真を撮る余裕もなくバスに乗ってしまいました。

これにて6日目終了。

Day7 南福島駅~海老名駅

南福島
↓JR東北本線
郡山
↓JR東北本線
新白河
↓JR東北本線
黒磯
↓JR東北本線
宇都宮

図69 南福島駅
図70 新白河駅 駅名標
図71 黒磯駅 駅名標

このあたりから東京でも見たことのある車両が増えてきます。嫌な街に帰ってきてしまった感。1、2両編成の気動車はどこへ…?

図72 黒磯駅前 那須塩原市の図書館 みるる
図73 黒磯駅前 牛柄のポスト
図74 宇都宮みんみんの餃子

宇都宮では人生初の宇都宮餃子を頂きました。左は水餃子、中央は焼き餃子です。頼みませんでしたが、揚げ餃子もあるようです。宇都宮に来たときはぜひとも食べたい!

グリーン車で

宇都宮
↓JR宇都宮線・東海道線
茅ヶ崎

と移動する予定でしたが、大雨のせいで上野で打ち切りになってしまいました。JREポイント600ポイントは帰ってこず。もともと無料だったとはいえ、損した気分。行きのSL脱線といい、帰りの運転打ち切りといい、JR東にはかなり振り回されました。

結局、

上野
↓山手線
神田
↓中央線快速
新宿
↓小田急小田原線
海老名

で帰ることに。神田で見たときはロマンスカーが満席になっていましたが、新宿で改めて確認すると空席ありとのことで急いで購入、無事満員電車回避。

これにて7日間の北海道旅完結です。

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